結婚前に知っておきたい「浮気トラブル予防策」

〜 結婚後に後悔しないための4つのポイント 〜

更新日:2024.12.28

はじめに

「結婚したら幸せになれるはず」――多くの人がそう思っているのではないでしょうか? しかし、結婚後に「パートナーの浮気」が発覚して大きなトラブルに発展するケースは、意外に少なくありません。

2020年の調査(※1)によると、既婚男性の46.7%既婚女性の15.1%が婚外性交渉の経験があることが分かっています(*1)。 男性の場合は風俗利用を除いても約40%、男性の5人に2人が不倫をしたことがある計算になります。

この記事では、そうした「浮気トラブル」をできる限り未然に防ぐために、結婚前にできることを4つの視点でまとめました。

結婚を考えている方や、相手との関係性を大切にしたい方は、ぜひ一度目を通してみてください。

1.「どこからが浮気?」を共有する

具体的なデータから見る「浮気のボーダーライン」

浮気のボーダーラインに関するアンケート調査(※2)から、浮気の境界線は人によって大きく異なることが分かります。

男性が考える浮気のボーダーライン
  • 身体の関係を持ったら … 22%
  • 手をつないだら … 18.67%
  • キスをしたら … 18%

女性が考える浮気のボーダーライン

  • 好きという感情が芽生えたら … 25.33%
  • 手をつないだら … 20%
  • キスをしたら … 16.67%
具体的に話し合おう

結婚前に「キスしたらアウト」「異性と二人で食事はセーフ?」など、可能な範囲で具体例を挙げながら話し合うのがポイント。

お互いの価値観を明確にすることで、

を“事前に”共有できます。

あいまいな認識のまま結婚してしまうと、「それが浮気だったなんて知らなかった!」と大揉めする原因になりかねません。

2.「将来設計や家族観」をじっくりすり合わせる

結婚前にお互いの人生設計を話し合うことは、浮気トラブルの予防策としても大切です。というのも、生活のストレスや不満のはけ口として浮気に走るケースが少なくないからです。

ライフプラン・経済観のすり合わせ

将来を一緒に過ごすわけですから、ここが合わないとストレスや衝突が生まれやすくなり、その結果として心の隙間を他所で埋めようとする人も出てきます。

生活リズムや家事分担の確認

こうした環境が続くと、コミュニケーション不足や孤独感から浮気に発展するケースもあります。結婚前に、お互いどんな働き方・生活スタイルを想定しているかをすり合わせておきましょう。

3.日常の言動から「一貫性」と「誠実さ」を見極める

結婚は短期間で決める人もいますが、本来は相手の人となりをじっくり観察する時間が必要です。

言行不一致や不自然な行動はないか

これらがすべて浮気の兆候とは限りませんが、結婚相手として長く暮らすうえで、違和感が積み重なるのは問題です。

小さな疑問を放置しない

「なんでそういう行動を取るんだろう?」と思うことがあれば、サラッと問いかけてみるのが大事。結婚後の不審感は大きな亀裂のもとになるので、結婚前にクリアにしておくほうがお互いのためです。

4.「浮気への考え方」を率直に聞いておく

過去の恋愛事情を隠さず話してくれるかどうかも大きなポイントです。

「もし浮気されたらどう思う?」

相手が「浮気なんてありえない」と断言するのか、「まあ仕方ないよね」とあっさり流すのかで、考え方の深刻度が見えてきます。不誠実な態度をとる人ほど、浮気問題を軽視しがち。あなたが“絶対に嫌だ”と思う場合は、結婚前に立ち止まってよく考える必要があります。

過去の浮気歴があった場合

過去の浮気歴そのものより、そこから学んで反省しているかが重要です。もし「別に悪いと思わない」などと平気で言う場合は、警戒したほうがいいかもしれません。

まとめ

結婚前だからこそ、しっかり話しましよう浮気のリスクを完全になくすのは難しいですが、結婚前にできることはたくさんあります。

  1. 「どこからが浮気?」を具体的に共有する
  2. キス、手をつなぐ、心が移るetc… お互いの境界線を確認

  3. 将来設計・家族観をじっくりすり合わせる
  4. 経済プランや子ども、親との付き合い方などを話し合う

  5. 言動の一貫性や誠実さを日常からチェック
  6. 違和感を放置しない。小さな疑問こそ先に解消する

  7. 「浮気への考え方」を率直に聞いておく
  8. 過去の浮気歴があるなら、その後の行動や考え方を見極める。

結婚生活は長い旅のようなもの。結婚前の段階で、「もし浮気が起きたらどうする?」と真面目に考えるのは、決してロマンチックではないかもしれません。

しかし、浮気リスクを軽視して後から大きなショックを受けるよりも、今のうちにできる限りの対策をしておいたほうが、互いの信頼を高めることにつながります。大切なパートナーとの未来を後悔しないためにも、以上のポイントを参考に、ぜひ今のうちからしっかりとした話し合いを進めてみてください。

疑問や不安を抱えながら結婚の日を迎えるよりも、安心感を持って結婚に踏み切れる方が、ずっと幸せなはずです。

引用元
  1. 五十嵐彰、迫田さやか「不倫-実証分析が示す全貌」中公新書2023年
  2. 浮気調査ナビ × MJリサーチ (https://uwaki-pro.com/magazine/21/) 運営元:株式会社アシロ